現場に通い続けていると
人は少し錯覚する
時間とお金をかけた分
それに見合う対応を期待してしまう
商売ではあるけれど
人と人との関係は
お金や時間ではだけでは
計り知れないものがある
人には気分があって
その日の状態があって
同じ日はひとつもない
そんな当たり前のことを
忘れてしまいそうになる
求める気持ちが強くなると
期待が生まれて
期待はいつのまにか
当然のような顔をする
それが崩れたとき
がっかりしたり
勝手に傷ついたりして
「これだけしてあげてるのに」と
無意識の上から目線で相手を責めてしまう
表向きは
相手にはいつも笑っていてほしい
幸せであって欲しいと
綺麗に取り繕う言葉はいくらでも出てくる
けれど 本心は違う
自分だけが特別でいたい
そんな気持ちが隠れている
求めないでいられる距離なら
相手を見る目も
自分の気持ちも
少しやわらかくなる
与え続けるというのは
何かを差し出し身を削る続けることではなくて
見返りを求めずただ見守り
相手の気持ちに寄り添い
居続けることなのかもしれない
求めないからこそ
相手の言葉や行動を素直に受け取れる瞬間がある
その気持ちにもまたやさしく応えたいと思える
それくらいの距離感を大事にしたいなと思う
なにより大切な人だから

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